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雨水利用システムについて
雨水利用システムを提案するにあたり、降水量を拡張アメダス気象データにより出力し、月ごとまたは、1日ごとのグラフにし、その水量の累計から、利用できる水量を算出した。
図1-1 雨水利用
図1-2 雨水利用2
図1-1は、基本タイプ住宅の屋根面積 (90m2)と降水量から、利用できる水量を算定し、まとめたものである。@が雨水をそのまま貯水した場合、Bは蒸発等により、10%差し引いた場合である。 貯水した水をトイレで利用する場合、トイレを一回利用する時に使用する水量を約13ℓとし、一人一日100ℓ使用すると仮定すると、家族3人で一日300ℓ使用することになり、Aはその累計を表している。
図1-2は、BからAを差し引いたグラフである。このグラフを見るとわかるように、雨水のみでは、トイレに使用する量に足らないことがわかる。
雨水利用するためには、浴槽の残り湯等を利用した循環システムを考えなければならない。