Ａ ．住宅性能表示制度について 　　

　　１．制度の目的

　　この制度は、平成１２年４月１日に施行された「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づいています。
　　　住宅の性能を、工法・構造・施工者の別によらずに、共通に定められた方法を用いて客観的に示し、それを
　　　第三者が確認することを通じて、安心して住宅の取得ができることを目的としています。

　　２．仕組み

　　1)　住宅の性能を１０項目に区分して、性能表示する。
　　2)　その性能を「登録住宅性能評価機関」が評価する。
　　3)　それにしたがって、チェックされた性能を、現場検査を密に行い、確実に建設工事する。

　　4)　１０項目とは
　　　�@　構造の安定・・・耐震・耐風・耐雪等級、基礎の構造方法他
　　　�A     火災時の安全・・・感知警報装置等級、耐火等級他
　　　�B     劣化の軽減・・・外壁・土台の防腐防蟻の基準、換気の基準他
　　　�C     維持管理への配慮・・・配管・配水管の基準他
　　　�D     温熱環境・・・駆体・開口部の断熱性能の基準他
　　　�E     空気環境・・・ホルムアルデヒド対策、換気対策他
　　　�F     光・視環境・・・単純開口率、方位別開口比
　　　�G     音環境・・・遮音等級
　　　�H     高齢者等への配慮・・・段差の解消の基準、手すりの設置の基準他
　　　�I　防犯・・・開口部の侵入防止対策他

　　　に区分され、等級が１・２・３・４・５となっています。
　　　　建築基準法にもとづいた住宅は、等級１です。

　　３．     万一、施主と工務店等との間に紛争が生じた場合は、「指定住宅紛争処理機関」を利用することにより、少ない負担で、迅速・円満な解決に役立てることができる。

　　４．　住宅性能評価　手数料

　　住宅性能表示（設計）審査手数料・・・戸建て住宅は　\ 50,000-
　　　住宅性能表示（建設）審査手数料・・・戸建て住宅は　\100,000-となっています。
　　　設計審査及び現場審査も大変きびしいですので、長寿命の住宅ができあがります。

　　　当社では、この住宅性能表示制度にもとづいて、木造住宅でも構造計算をおこない、
　　　１００年もつ木造住宅をめざして、設計・工事監理しています。