1基本グリッド
日本人にとって2人用の標準の広さである京間8畳を元に4×4メートルのグリッドを考え、その補助として6畳の大きさである3×4メートル、4畳の大きさである2×4メートルの3タイプを基本グリッドとした。このグリッドの組み合わせによって、家族の構成や敷地の大きさに対応できるプランニングの基礎とする。また、グリッドを構成することによって、柱梁等の構造部材を統一でき、工事費を低減できる。
2グリッドプラン
基本グリッドを組み合わせ、間口×奥行が最小6×6メートルから最大10×10メートルの間で可能な組み合わせを考えたものを、表1グリッドプランに記す。尚、市街地に建てる住宅の大きさとしては、敷地の大きさが限られてくる為、最大10×10メートルとした。
3 基本タイプから増築タイプへの対応
・基本タイプと増築タイプ
夫婦2人の最小スペースから子供を含めたグリッドプランを基本タイプとし、最終的に親夫婦と同居する場合を増築タイプとする。
4グリッドプランニング
・基本タイプと増築タイプの選出
増築するにあたって北側への増築は考えず、また、元々広いスペースのある基本タイプはとりあげない。これらのことを選出し夫婦2人、子供、親夫婦を含めた三世代に対応できるプランニングができあがる。