お湯採りのしくみ
空気の動きとハンドリングボックスの動き
自立運転型ハンドリング

OMソーラーのしくみ 資料 : OMソーラー協会  http://www.omsolar.co.jp/

【基本のしくみ=冬のしくみ】





















@     外気を軒先から取り入れる
A     空気は太陽熱で温められ、ゆっくり上昇していく
Bガラス付き集熱面で空気の温度はさらに高くなる
C熱くなった空気は棟ダクトに集められる
D集熱空気(地域や季節によって違うが冬の快晴の日で約60度になる)OMハンドリングボックス
(空気の流れをコントロールする)へ流れ込み、床下空間へ送られる
E熱い空気は床下空気層を流れ、築熱コンクリートを温めながら、適温の微風となって室内へ流れ出る
F夕方、外気温の低下とともに床下コンクリートから放熱が始まり、床を暖める


     屋根部分                             床下部分



















ハンドリングボックス


冬は暖かい空気を床下に送り部屋を温め、
夏はそのお湯を採るなど、年間を通じて集熱空気のコントロールをする。
ハンドリングボックスの中には、ファン(換気扇)・コイル(お湯採り)
ダンパー(空気の流れを組みかえる)組み込まれていて、
故障時には部分的なパーツの交換で対応可能。
ダンパーの動きにより、空気の流れは4通りでき、
その模式図は以下にあらわす。






















[夏のしくみ]






















ハンドリングボックスへ流れ込んだ集熱空気は、お湯採りに使われ、使い切れなかった熱や床下のよどんだ空気は外へ排気される
お湯採りのしくみ
ハンドリングボックス内のお湯採りコイルの中を循環する不凍液を温める。温まった不凍液が給湯タンク内の熱交換器の中を流れ、お湯をつくる。
地域差があるが、春から秋にかけて3050度のお湯を約300lつくれる。夜は放射冷却現象により屋根が冷やされ、少しでも温度の下がった空気を室内に取り込む

OMソーラーのメリット
床から天井まで部屋全体が均一に暖かく、台所やトイレなどの家全体が暖かく、高齢者にやさしいバリアフリーになっている。
新鮮な空気を暖めて取り込むので、空気のよどみがなく換気効果がある。

施工に関する標準予算
OMソーラーの材料費のみの費用‥ ?
・工事費を含めた費用‥  
施工する工務店によって異なるが、平均的に200300万円程度であり、工務店によって異なる理由として次のことがあげられる。
・建物の大きさや形状
・屋根が集熱装置を兼ねていたり、床下の土間コンクリートが蓄熱装置を兼ねている
などしてどこまでを
OMソーラーの工事とかんがえるかOMソーラーに関する電気、配管工事を工事費に含むか


OMソーラーのランニングコスト
OMソーラーの運転にかかるランニングコストは、ハンドリングボックスと貯湯槽の電気代である。仮によく使われる100Wタイプとすれば、100W×8時間(1日の稼動時間)×30日で月の消費電力がわかる。

(
) 1日8時間の運転/電気代25円/kwhの場合
1日あたりのハンドリングボックス(ファンの稼動) 20
貯湯槽(ポンプの稼動)        20
40円×30日=1200円/一ヶ月》
1200円×12ヶ月=14400円/年》
     自立運転型ハンドリング・DC貯湯槽はファンの電気代を太陽電池で賄えるのでランニングコストはかからない。


また、一般の家庭で使用される冷暖房機器のランニングコストと比較すると、1台あたり以下のようになり、更に一般家庭の平均使用台数は3台なので×3とすると、OMソーラーが圧倒的に低コストであることがわかる。
() 三菱電機『霧ケ峰ムーブアイ』 2.5kwタイプの場合
冷房時 51kwh/月/台
暖房時 109 kwh/月/台
17226円/年/台》
172226円×3台=51678円/年》
ECCJ省エネルギーセンター『省エネ性能 2005年 夏』の調査結果により最小値を示した三菱電機『霧ケ峰ムーブアイ』を例にあげる。