西鎌倉・Z邸
・50年ほど経過した1,400世帯の風致地区の住宅地である。江ノ島から海風と一緒にトンビが優雅に円を描いて大空を舞っている。
築40年ほどの住宅を取り壊して、一回りほど小さな住宅をほぼ同じ位置に建て樹木を残し、外観も前から有ったような落ち着いた形と色で仕上げ、風景にとけ込ませるデザインとした。
内部は紀州・山長商店の桧・杉材を使い柱や梁、筋交いをみせ、西側を一段高いスキップフロアーにして、2階建てながら空間を4層にして変化しながら、リビングを中心に平面的にも立体的にもつながった空間とした。
富山県の組子を使った障子や伊那のミズキ・漆・神代にれ等自然のままの色をそのまま現した建具やシステムキッチン・棚等、自然のままの色が落ち着いた空間に仕上がっている。